まちとこ*オノマトペカード 制作室

「オノマトペの特性を最大限に活用し、子どもたちとことばの世界を広げ、親子のコミュニケーションを楽しんでほしい」という想いから誕生したカードです

オノマトペカード、作りました!

f:id:machitoco:20200316140514j:plain

こんにちは。

私たちは、「まちとこ」のオノマトペ制作室です。

 

「まちとこ」とは、お母さんたちが集まったデザイン・編集チームのこと。2007年に「子育てを楽しむ情報誌を作りたい」と自主発行物「まちとこ」を世田谷区内で発行スタートしたことからはじまり、2016年に法人化。現在、6名のスタッフが日々の暮らしや子育てに奮闘しつつ、楽しく、ちょっぴり人の役に立つモノを作り続けています。 

きっかけは、スタッフの息子が
自閉症スペクトラム障害と判定されたこと

この「オノマトペカード」が製作されたのは、「まちとこ」のスタッフの息子が自閉症スペクトラム障害と診断され、言語聴覚士の石上志保先生の療育指導を受けたことがきっかけでした。

 

息子の1歳半検診、発語がないことを指摘され、発達相談を受けました。保健師さんから「たくさんことばをかけてあげて」と言われ、名詞カードで物の名前を教えたり、絵本を読み聞かせたり、外を歩いては「〇〇だよ!〇〇がいるね」などと、とにかく一生懸命話しかけました。


ですが、息子の発語は一向に増えず…。

「どうしたらこの子の発語を促せるのか?」「どうやったらこの子に言葉が入るのか?」

どんなに話しかけても反応が薄いわが子に、もはやどう話しかけたらいいのかわからなく途方にくれていました。

 

そんな時、療育で知ったのが、言語聴覚士の石上先生のオノマトペ」を使った語りかけでした。

 

オノマトペ」って、一体どんなことば? ことばの発達にどう関係するの?

次回から、「オノマトペ」の特性やことばの発達との関係、また、この絵カードを制作するまでのお話や、カードを使っての遊び方など、いろいろブログで綴っていきたいと思います。

 

オノマトペカードの考案者:石上志保先生

言語聴覚士。障害児通園施設、地域の福祉センター等での小児、成人期のコミュニケーション支援の経験を経て、現在は都内総合病院の小児科ほか、地域のクリニックで言語聴覚療法に従事しています。ダウン症のある息子さんとの生活経験を生かし、くらしのなかでことばの力を育てる方法について検討を続けています。