カードのベストサイズは?
カード製作への大きな壁!
今回は、カードのサイズを決めた時のお話です。
言語聴覚士の石上志保先生がフリーイラストで自作されていたものが、ポストカードサイズだったので、通常のポストカードサイズH148mm × W100mmで印刷会社へ見積もりをお願いしました。
しかし、見積もりの結果は…予想を上回るかなりの高額!
あまりの金額の大きさに、スタッフ一同驚愕😱😱😱😱
これを機に、カード製作がイバラの道と化しました。。。
カードの値段は、いくらにするべき?
この印刷費をそのまま価格に乗せると、かなり高額な絵カードとなってしまいます。でも、巷で売られている絵カードと比べると、あまりに値段に開きがありますし、また、何かとお金がかかる子育て世代の親御さんにとって、手を出しやすい価格にしたい。それは、私たち『まちとこ』のスタッフだけではなく、石上先生の願いでもありました。でも、理想とするお求めやすい絵カードの価格設定にすると、印刷費を払うことすらできませんし、大赤字です。。。
そこで、印刷費を下げるための試行錯誤が始まりました。
印刷会社との度重なるやりとり
デザイナーさんがいろいろ調べてくれたのですが、印刷費の中には、実際の印刷の他に、紙の料金、抜型代など色々な項目があります。例えば、一般的なカルタのように、定型のサイズがあるモノだと、費用を抑えられることがわかりました。
「カルタのサイズだと、小さい子どもの手にもフィットしやすいし、厚みもあって丈夫で良いのでは?」
「もともと、この絵カードはカルタとしても遊べるから、いっそうのことカルタとして売り出す?」
そんな話も出ましたが、実際にカルタサイズにイラストと文字を入れて組んでみると、思ったより絵が小さくなってしまって細かな表情が読み取りにくい…。
そもそも、なぜポストカードサイズだったのか?
サイズについて、もう一度考え直すべく、再度、石上先生にご意見を聞いてみました。石上先生がフリーイラストで自作されていたカードは、ポストカードファイルに入れて絵本のように楽しめる点にありました。こうすると、電車やバスなどの移動にも持ち歩きやすい、とのこと。確かに、移動中の子どもの暇つぶしグッズとなるのは、親にとって大事なポイントです。
「やはり、ポストカードサイズがベストなのか!?」
話は振り出しに戻ることに。
でも、この時に一筋の希望が…! 通常のポストカードの縦の長さ148mmを145mmにすることで、予算を少しカットできることが判明。そして、中身を重視し、箱は比較的安価なキャラメル箱型を採用することで、さらに予算をカットすることができました。
大切なのは、遊びに適したサイズのカードを作ること。カードの中身には一切妥協せず、外側となる箱などでできるだけ価格を抑えようと試行錯誤した結果、現在のオノマトペカードの形となりました。
このようにして、世に誕生したオノマトペカード。
なので、中身には自信があります!が、もしかすると、箱の強度は少しだけ弱いかもしれません…。もし、何度も出し入れするうちに箱がボロボロになってしまったら、大変申し訳ありませんが、ファスナー付きプラスチックバッグなどに入れるなどしていただければ…と思います。(私も、他のカード類や小さなオモチャなど、箱がボロボロになった場合は、某キッチン系袋で収納しています)
また、他にも実際に遊んでみて、ご意見・ご感想などあれば、ぜひ教えてくださいね!