より聞き取りやすい、オノマトペは?
一音で表せるオノマトペを優先
今回は、カードに掲載するオノマトペ選びのお話です。
日本語には4000以上の「オノマトペ」表現があると言われています。その中で、どのオノマトペをカード掲載用に選ぶのか?
先生と相談して、幼い子にとってより聞き取りやすくするために、なるべく一音で表せるオノマトペを優先して選びました。
例えば、「き」ではじまるオノマトペには、「きらきら」(光る)、「きんきん」(に氷る)などもあります。でも、それよりも、「き」一音で表せるオノマトペの方が、ことばの発達のゆっくり目のお子さんにはより聞き取りやすいとのことで、「き」は「きらきら」ではなく、「きーきー」(サルの鳴き声)を採用。
他にも、「ひ」は「ひらひら」(風に舞う)や「ひゅーひゅー」(風が吹く)などではなく、「ひーっ!」(とこわがる)を。
「う」は「うきうき」(心がはずむ)や「うろうろ」(歩く)などよりも「うーうーうー」(消防車の音)を。
「し」は「しんしん」(雪が降る)、「しくしく」(泣く)、「しとしと」(雨が降る)よりも「しー!」(しずかに)、というようにより聞きやすい音を選んでカードを作りました。