今日は、自閉症スペクトラム障害の小2の息子のお話です。
先月、学校で運動会(規模を縮小したかたちで)がありました。
自閉症や発達障害があるお子さんにとって、運動会や音楽会など、みんなと一緒のイベント事に参加するのは、なかなかハードルが高いことと思います。
保育園時代の息子は、運動会が大・大・大嫌い!
無事、最後まで参加できた年は、1年もありませんでした。。。
小学校1年生になってからは、運動会にも参加はできるようになったものの、特にダンスは苦手のようで、なんとなく輪にいて突っ立っているだけ。。
そして、時々、補助の先生に、リズムに合わせて半ば無理やり(←というと誤解があるかもしれませんが、、)手足を動かされていました。。。
そんな全然楽しそうじゃない姿を見て、「自閉症の子にとって、『みんなと一緒に踊る』ということは楽しみにならないのだろう」、と私は思っていました。
見違えるような、踊りっぷり
ですが、今年2年生のダンスは、親もびっくりするほど、去年とは見違えるように見事にダンスを踊っていたのです!
それは、ビデオ放送で見ていたお姉ちゃんが、「弟が見つけられなかった」というほど。(←例年、あまりにも踊らないので、超目立ってすぐ見つけられるのですが)
「たった1年で、どうやってここまで劇的に成長したの?」
と不思議だったのですが、その一つにオノマトペを使ってダンスを教えたことがあったようです。
そういえば、家でダンスの練習していた時、動きに合わせて、オノマトペが自然に口から出ていました。
胸をたたくポーズの時は、「とんとん、とんとん…」
回るポーズの時は、「くるくる…まわる」
手を振るポーズの時は、「ふり、ふり、ふ~り~」
こんなふうに。
その他、オノマトペ以外にも、ダンスの動きを短いことばにしたりして、わかりやすく子どもに入れてくれたようです。
こちら側の常識で決めつけない
みんなとダンスをしている息子は、とても楽しそうでした。
運動会が終わってからも、自分の踊りのビデオを見たり、よくYou tubeの音楽をつけて踊ったりしています。
「自閉症の子は、みんなと一緒にダンスをするということに喜びを見出しにくいのだろう」、そんなふうに勝手に決めつけていたのは、私でした。
息子は、ただ単に、踊り方がわからないだけだったのかもしれません(もちろん、精神的な成長もあったのでしょうけど)。
「この子には無理だろう」
「この子はこれが嫌いだろう」
決めつけてしまっていたのは、私の方でした。
こちら(私たち)側が既成概念にとらわれず、アプローチやインプットを変えてあげれば、自閉症や発達障害のある子どもたちの可能性はもっと広がるのかもしれない。
その可能性の一つに、改めてオノマトペの魅力を実感した、そんな運動会の出来事でした。
※このブログはオノマトペカード製作者スタッフのみんなが交代で書いています。
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