「絵本を読んであげても、子どもが聞いてくれません。それでも、言葉の発達のために 読み聞かせをしたほうがいいんでしょうか…?」
今回は、先月発売された、『音でよむ昔ばなし絵本』を監修した、言語聴覚士の石上志保先生が、この絵本に込めた思いを、文章にしてご紹介します(↓)
「絵本を読んであげても、子どもが聞いてくれません。
それでも、言葉の発達のために読み聞かせをしたほうがいいんでしょうか…?」
これは、小児科で言語聴覚士として働く私が、保護者の皆さんからよく受けるご相談のひとつです。
小さい頃から読み聞かせをすると本が好きな子になる、語彙を増やすには絵本の読み聞かせが最適、など、読み聞かせの効果については、子育て本やネット上に溢れています。
でも、みんながみんな絵本の読み聞かせをじっくり聞いてくれるわけではありません。
短いフレーズの繰り返しがあるもの、真似のしやすいオノマトペ(擬音語・擬態語)の絵本など、小さいお子さん向けの絵本は比較的よく聞いてくれますが、ストーリーを楽しむような物語になると聞いていられなくなり、途中で背中を向けてしまうお子さんはたくさんいらっしゃいます。
さて、言語聴覚士として働き始めて10年たったころ、私にも子どもが生まれました。ダウン症のある男の子です。
ことばの発達がゆっくりで、読み聞かせもあまり聞いてくれない、これまでご相談を受けてきたお子さんそのものの子どもでした。
ことばの発達がゆっくりな子どもでもストーリーが楽しめる、真似のしやすい短いことばで書かれた物語の絵本があったらいいのに・・・
そんな思いを抱き続け、ついに形にしていただけたのが、オノマトペで昔話が楽しめる「音でよむ昔ばなし」シリーズです!
音を真似しながら物語の世界を楽しむことができる、楽しい絵本になりました。
息子も、私のところにご相談にいらっしゃるお子さんたちも、一緒に声を出しながら楽しんでいます。
ことばの発達がゆっくりなお子さんだけでなく、多くのお子さん、赤ちゃん、ご家族に手にとっていただき、声を出しながら昔話の世界を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
「オノマトペカード」同様に、ことばの発達がゆっくりなお子さんだけでなく、たくさんのお子さんへ届き、楽しんでいただければ…という、願いが込められています。
「音で読む昔話」シリーズはこちらから↓
音でよむ昔ばなし①ももたろう | 中山信一 | 読み物 | Kindleストア | Amazon
音でよむ昔ばなし②3びきのこぶた | オカタオカ | 読み物 | Kindleストア | Amazon
音でよむ昔ばなし③うらしまたろう | いといゆき | 読み物 | Kindleストア | Amazon
※このブログはオノマトペカード製作者スタッフのみんなが交代で書いています。
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お陰様で、クラウドファンディング 終了後も、ネットショップのSTORES、makuakeでのECショップ、Amazon、で好評発売中です。ご購入された方からも嬉しいメッセージをいただけております。
必要とされる方に、広く知ってほしいと思っております。もし必要としている施設などありましたら、ぜひご連絡ください。
また、カードへの感想、ご要望など、さまざまなご意見、お待ちしております!
onomatope@machitoco.com
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■オノマトペ塗り絵の無料ダウンロードの記事は、こちら↓
machitoco.hatenablog.jp