感じ方、それぞれ
今日(2020/6/10)の朝日小学生新聞に、感覚過敏についての記事がありました。
感覚過敏とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚(食感)・触覚などの感覚刺激に敏感に反応してしまうこと(もしくは、その逆でものすごく鈍感であることも)。それを多くの人に知ってほしいと、中学生の加藤路瑛さんは「感覚過敏マーク」を考えたそうです。
実は、加藤さん自身も感覚過敏の持ち主。「他の人が当たり前にできることができない」という悩みをずっと抱えてきたそうです。そこで、SNSで同じ悩みを持つメンバーたちと共に、感覚過敏がある人のための活動に取り組む「感覚過敏研究所」を立ち上げ、感覚過敏の特徴を伝えるキャラクター「かびんの森のどうぶつたち」を作製したそうです。
「だれもがそれぞれ感覚が違うことを知り、『みんな違っていい』を認め合えるような社会になってほしい」と加藤さんは言います。
好き嫌いは、ただのワガママではない可能性も
この感覚過敏、私も、自閉症スペクトラム障害の息子を育てるまでは、知りませんでした。
自閉症スペクトラム障害の息子には、聴覚過敏と触覚過敏があるようです(←正式に医者に判定されたわけではないのですが、普段の生活の様子から判断)。大勢が集まったザワザワした室内、子どもの甲高い泣き声、ホールでの合唱、運動会のピストルの音などは大の苦手です。また、幼い頃から首の後ろにあたる洋服のタグが大嫌いで、タグはすべて縫い目からきれいに取っていました。
さて、私には健常の娘もいるのですが、娘は好き嫌いが激しく、特に、魚介類は大の苦手です。私は大の魚介類好きなので、「こんなに美味しいのに、きっと喰わず嫌いしているだけだろう…」と、「ちょっとだけ食べてみたら?」とチャレンジさせてしまったことがあるのですが、「あの匂いと口の中に入れた時の感触が我慢ならない!!!」と、ますます苦手になってしまいました。。。(←大失敗)
息子の障害でこの感覚過敏を知る前は、「ただの好き嫌い」と若干ワガママ目線で思っていましたが、「もしかしたら、娘は軽めの味覚過敏があるのかもね…?」と思うようになりました。
子どもの好き嫌いは、ただのワガママではない可能性があるかもしれない。この「感覚過敏マーク」の普及で、そんな気づきがたくさん広がってくれたらステキですね!
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