まちとこ*オノマトペカード 制作室

「オノマトペの特性を最大限に活用し、子どもたちとことばの世界を広げ、親子のコミュニケーションを楽しんでほしい」という想いから誕生したカードです

その子にあった学習課題を…

f:id:machitoco:20200513112917j:plain

今日も昨日に引き続き、本田秀夫先生(信州大医学部子どものこころの発達医学教室教授)のお話です。

山梨日日新聞」の電子版に、本田先生は子育てエッセイを連載しており(現在は連載リニューアルにつきお休み中)、よく読んでいたのですが、過去の記事で、夏休みに一律に課される宿題の意味を問う記事がありました。

 

■一律の宿題、課す意味は

https://www.sannichi.co.jp/article/2019/08/14/00365512

(さんにちEye 山梨日日新聞電子版)

 

 

記事では、「全ての児童生徒に対して同じ難易度、同じ量の宿題を一律に出すのは差別行為であり、このやり方を続ける限り、「宿題は百害あって一利なし」である。学力、興味などが一人ひとり違うのに全員に同じ宿題が出されると、子どもの負担感には大きな個人差が出るからだ」とありました。

 

ちょうど先日、休校中の学校から出た一律の大量宿題を見て、この記事を思い出し、また考えさせられてしまいました。

 

課題が多くて負担に感じてしまう子課題の難易度が合わずにつまらなく感じてしまう子、さまざまな子がいるはずなのに、同じ宿題を同じ量、同じ期限で課すやり方は、確かにどうなんだろう…?と思ってしまいます。

 

一人一人に合わせた課題を

ところで、息子(自閉症スペクトラム)は支援学級に通っています。支援級では、各子どもの習得度を配慮してくれるので、宿題もその子の難易度にあった課題を出してくれました。

例えば、文字の習得がゆっくり目な子にはひらがなやカタカナの宿題を、得意な子には漢字の宿題を出すなど。

 

また、音楽の課題では、担当の先生が音楽チャンネルをYou tube配信してくれました。知っている先生の動画授業に、息子は大喜び。先生のピアノに合わせて歌ったり、手拍子したり、呼びかけに答えたり(もちろん一方通行なので、返事ややり取りは微妙にずれたりもしますが)。

 

正直、息子のような障害がある子には、You tubeを使っての授業は難しいのでは…? と思っていました。ですが、傍で見ている限り、音楽の授業が成立していました(しかもとても楽しそうに)。 

 

そんな息子の手厚い宿題事情を知り、上の子は「どういうこと!? ずるい!!」とお怒りの様子。「私たちのクラスも、一人一人の難易度に合わせた課題と量にしてほしい!」とぼやいています。

 

もちろん先生方の負担を考えると、簡単に言えることではないのかもしれませんが…。

コロナの影響で、学校教育への根本議論が行われそうな今、学校が良い方向に変わってくれることを切に願っています。

 

 

※このブログはオノマトペカード製作者スタッフのみんなが交代で書いています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お陰様で、クラウドファンディング 終了後も、ネットショップのSTORESmakuakeでのECショップAmazon、で好評発売中です。ご購入された方からも嬉しいメッセージをいただけております。

必要とされる方に、広く知ってほしいと思っております。
もし必要としている施設などありましたら、ぜひご連絡ください。

また、カードへの感想、ご要望など、さまざまなご意見、お待ちしております!
onomatope@machitoco.com

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

オノマトペ塗り絵の無料ダウンロードの記事は、こちら↓

 

machitoco.hatenablog.jp

 

 

■ついに緊急事態宣言が出されました。3密オノマトペで、気をつけて過ごしましょう。

  

 

オノマトペカードの購入&お問合せはこちらから↓↓↓

http://machitoco.com/onomatopoeiacard/