まちとこ*オノマトペカード 制作室

「オノマトペの特性を最大限に活用し、子どもたちとことばの世界を広げ、親子のコミュニケーションを楽しんでほしい」という想いから誕生したカードです

インクルーシブ公園って、知ってますか?

f:id:machitoco:20200420124122j:plainインクルーシブ公園って、知っていますか?

インクルーシブ教育という言葉は、かなり浸透してきましたが、インクルーシブ公園となると、ご存じない方も多いのではないでしょうか?

 

インクルーシブ公園とは、障害のあるなしに関わらず、みんな一緒に遊べる公園のこと。例えば、車椅子に乗ったまま遊べる遊具や、身体を支えるためのしっかりした背もたれがついたブランコがあったり、地面がゴムチップで舗装されていて、車椅子や歩行器でも移動しやすい…などなど。いろいろな事情を抱えたお子さんに対応した作りで、健常のお子さんも、みんな一緒に遊べる公園のことをいいます。

アメリカやオーストラリアでは一般的だそうですが、日本には、こういった公園はなかったそうです。

 

そのインクルーシブ公園が、今年の3月24日、東京都世田谷区の砧公園に誕生しました!

 

sukusuku.tokyo-np.co.jp

 

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この公園ができたきっかけは、都議の龍円愛梨(りゅうえんあいり)さんの訴えだったそうです。龍円さんのお子さんはダウン症なのですが、当時住んでいたアメリカの公園では問題なく遊ぶことができたのに、日本に帰国すると、お子さんが安心して遊べる公園がなかったそうです。そこで、障害があるなしに関わらず、みんなが一緒に遊ぶことのできる公園を作ろうと提案することになったそうです。

 

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障害がある子もない子も、自然と関わり合える空間

医療的ケアが必要なお子さんをお持ちの親御さんが、実際に遊びに行ってみて、こんなことがあったそうです。

 

「知らないお子さんから、「そのチューブなぁに?」と声をかけてもらい、自然と関わり合える空間なんだな、と思いました。たまたま居合わせた医ケア重心っ子のお姉さんともお話して、滑り台を滑って仲良くなりました。どんな障害があっても、子どもとして存分に遊べるよって感じて、親としてそれが何よりうれしい!」(医療的ケア児をお持ちの親御さん)

 

砧公園の次は、東京都府中市府中の森公園でも、オープン予定とのこと。

こういった公園は、都内だけでなく全国にいっぱい増えてほしいものです!!!

 

そういえば、こういった身体の障害ではなく、発達障害のお子さんをお持ちの親御さんから、「他のお友達とトラブルになりやすいので、公園に行くのが怖い(順番待ちで待てずに暴れてしまったり、道具の貸し借りでお友達に手が出てしまったり」という話を聞いたことがあります。

インクルーシブ公園の考え方が広く理解され、こういった見えにくい親子の悩みも理解され、解決できるようになるといいな…と思います。

そのためには、何が必要か…?考え続けていきたいと思っています。

 

残念ながら、今は新型コロナウィルスの影響で、現在、公園は閉鎖されていますが、また開園したら、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!

また、もしすでに行かれた方がいましたら、感想などお寄せください!

 

 

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machitoco.hatenablog.jp

  

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