スポーツにも、オノマトペが効果的?
オノマトペって、赤ちゃんや小さな子への語りかけに使うことが多いもの。
…と思っていたのですが、休校で子どもと過ごす時間が増え、ふと日々の子どもとの会話を振り返ったら、大きくなっても(小5と小2)、かなりのオノマトペを使って話しかけていることを、改めて発見しました。
例えば…
朝、「シャキッと起きなさーい」
勉強を促す際に、「ささっとやっちゃおう~」「ちゃっちゃとやりなさい!」
料理を手伝ってもらいながら、「お肉、くるくる巻いて 」「スープ、グツグツしてきた?」「だまにならないように、もっとぐるぐるかき混ぜて」
片づけをお願いする際に、「ピカピカにしてね」「もっとゴシゴシしないと汚れ取れないよー」
掃除をしながら、「ぞうきん、ぎゅうぎゅうにしぼってから拭いて」
ランニングで、「たったか走ろう!」「もうヘトヘト…」
公園で、「パ~ッ!と遊んできて」
注意する際に、「書類、ぐちゃぐちゃにしないでー!」「書類、バラバラにしないでー!」「パソコン、バシッて乱暴にしめないでー!」
などなど…。
意識せずに、たくさんオノマトペを会話に使っていたんだなぁ…と、改めて実感する休校の日々です。
そんな時、思い出したのが、昔読んだ「運動を教える時にもオノマトペは効果的」という毎日新聞の記事でした。
オノマトペ(擬音語・擬態語)研究家の藤野良孝・朝日大准教授によると、「サーッ、タン、パッ、トン」「ギュッ、ピタッ、クルン」などというオノマトペを指導に使うことで、跳び箱や鉄棒の逆上がりの感覚をつかみやすくなるのだとか。こういった身体に働きかける言語を「スポーツオノマトペ」と名付けているそうです。
飛び箱や逆上がりが苦手なお子さんがいましたら、ぜひ、試してみてくださいね!
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