オノマトペカード、遊び方いろいろ
「オノマトペカード」の遊び方は、基本自由
カードの遊び方は、基本自由です。ですが、「自由に遊んで」と言われても、逆に、ちょっと迷ってしまうと思うので、参考までに遊び方の例を少し紹介したいと思います。
■ポストカードファイルなどに入れて絵本のように
100円ショップなどに売られているポストカードファイルにカードを入れ、絵本のようにします。情報が多い絵本や図鑑と違って、1枚に1つの絵しかないので、小さなお子さんにもわかりやすいかもしれません。ジェスチャーをつけながら、声にだして読んであげましょう。また、こうしてファイリングすると、車や電車などの移動も持ち歩けるので便利です。
■絵カードとして、家に貼ってみる
例えば、「とんとん」のカードをドアに貼るなどして、実際の動作に合わせてオノマトペを聞かせます。一緒にジェスチャーで表現したり、声に出して言ったりすると効果的です。
■カルタ遊びのように
カルタのようにカードを並べて、オノマトペで指示してカードを取らせます。最初は2枚だけ並べ、慣れてきたら少しずつカードを増やしていきましょう。たくさん並べて、数人の子どもと一緒に、カルタ遊びと同じように遊ぶこともできます。
■慣れてきたら…
オノマトペに一般的な単語表現を組み合わせて、2語3語と増やしてみましょう。
■裏面は、ひらがなを覚えるのに便利
裏面は、ひらがな1文字のシンプルな作りなので、ひらがなを覚えるカードとしても使えます。ひらがなを並べて、いろんなことばを作るのも楽しいですよ。
大事なのは、カードで遊ぶことではなく、
オノマトペに親しみながらことばの世界を広げること
いろいろ遊び方を紹介しましたが、ひとつ大事なことがあります。それは、その子に合った方法で遊ぶということ。
例えば、カードを見せても興味を持たない子もいるでしょうし、バラまいたり、家具の隙間などに隠したりして、親が期待したような遊び方をしないお子さんもいるかもしれません。
そんな時は、一緒にばらまいて遊びながら「ばらばらばら~」
隠されたカードを発見して、「うーうー、消防車、あった!」
なんていうふうに、それぞれの付き合い方でなんとなく遊べばいいのです。
目的はカードで遊ぶことではなく、オノマトペに親しみながらことばの世界を広げること。まずは、お母さんやお父さんが日常の声かけにオノマトペを使ってみるところからはじめてみてください。オノマトペが親子の楽しいコミュニケーションのきっかけになることが、製作者一同の願いなのです。